出雲大社

御祭神

出雲の国が神の国・神話の国として知られているのは、神々をおまつりする古い神社が、今日も至る処に鎮座しているからです。そして、その中心が大国主大神様をおまつりする出雲大社です。

大国主大神様は、広く“だいこくさま”として慕われ、日本全国多くの地域でおまつりされています。

国づくり

その御神名の一つに「所造天下大神(あめのしたつくらししおおかみ)」があります。大神様は国づくりの最中、農耕・漁業・殖産から医薬の道まで、私たちが生きてゆく上で必要な様々な知恵を授けられ、多くの救いを与えて下さいました。この慈愛ある御心への感謝の顕れが、一つ一つの御神名の由来となっています。

縁結び

広く“えんむすび”の神として人々に慕われていますが、この“縁”は男女の縁だけではなく、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための貴い結びつきです。そして、日本の悠久なる歴史の中で、代々の祖先の歩みを常に見守られ、目に見えないご縁を結んで下さっているのが大国主大神様です。

出雲大社でウサギを探そう

因幡の白兎

大国主大神さまが神々の従者となって大きな袋を背負いながら因幡の国へ赴いている途次、赤裸となって苦しみ悩んでいるウサギに出会い、治療し助けたというお話です。このお話は古事記に記され、語り継がれています。

出雲大社境内では社務所の南東に位置する「御慈愛の御神像」と呼ばれる「因幡の素うさぎ」がモチーフになった大国主大神さまとウサギの青銅の御像があり、その他現在59羽のうさぎの石像があります。お参りの際には境内を散策いただき、うさぎたちを探してみてください。

大社への参拝にあたって

神社に参拝するときの正しい作法について教えます!

鳥居をくぐる前に一礼

鳥居は神社の外と内を分ける意味があるとされ、ここから中は神様の領域であることを示しています。参拝を終えて退出するときも向き直って一礼するのがよいでしょう。

参道は真ん中を避ける

参道の真ん中は「正中(せいちゅう)」と呼ばれ、神様の通る道だといわれています。ここを避けて、少し左右に寄って歩くとよいでしょう。また、横切るときは軽く一礼したり、または中央で神前に向き直って一礼するのもgood!

手水舎では手、口を清める

手水舎は水でみそぎをして「心身を清める場」という意味があります。次の順番で行うのがよいでしょう。

2礼2拍手1礼

神社によっては拍手の回数が違うところもあります。もしやり方を教えてくれる看板があるのなら、それに倣うのがよいでしょう。
参拝の時はまず鈴を鳴らし、お参りの気持ちを整えましょう。その後、お賽銭を入れます。

1 ハンカチなどを取りやすい場所に用意し、右手でひしゃくを持ち、水を汲んで左手を洗う
※洗った水が、水盤(きれいな水が貯まっているところ)の中に戻らないように注意。
使う水は一つの動作ごとに三分の一が目安です。

2 左手に持ち替え、右手を洗う

3 右手に持ち替え左の手のひらに水を受け、口をすすぐ

※ひしゃくに直接口をつけないこと。

4 ひしゃくを立てて、残った水が柄(持ち手)に流れるようにして柄を洗う

5 元あった場所に伏せて戻す

門前町を散策♪

宇賀橋の大鳥居から出雲大社の正門まで約700mある神門通り。そのおすすめスポットを紹介します!

そば処 田中

出雲ご当地グルメ「出雲そば」が食べられます。

くつろぎ和かふぇ 甘右衛門

根県出雲市発祥であるぜんざいなどの和スイーツをくつろぎの空間で召し上がれ。